沖電気工業が、戦後復興のための基盤を固め、日本の機技術を世界のトップレベルにまで昇華させたいという思いから生み出した4号形機です。3号機の不明瞭な通話音声によって定着した聞こえにくいイメージを払拭するため、通話品質の向上に重点を置いて開発。その結果、3号機と比較し感度を30倍にまで押し上げることに成功。これは、国産機が初めて世界水準を凌駕する見通しが立った瞬間でもありました。当時では斬新だった流線型のフォルムは、当時の沖電気工業の工業意匠顧問・富永直樹氏が、生産性や壊れにくさを考慮してデザインしたのだそう。ダイヤル中央に記載されたレトロな文字が、よりいっそう昭和レトロな雰囲気を演出しています。本体裏は、商品名や社印が押されたシールが貼られたままの状態に。コードには所々経年による破損が見られますが、当時の持ち主が長年愛用していたことが目で見て感じられます。通信機業界の“復興のシンボル”といわれた画期的な機を、間近でじっくり見てみて下さい。・サイズ:幅24cm×高さ13cm×奥行き20cm・材質:プラスチック・製造:沖電気工業/MADE IN JAPAN・コンディション:品※品につき、写真では見えない色や汚れ、キズ、サビ、剥がれ等がある場合がございます。返品・交換・返金は一切お受けできませんので、予めご了承下さい。